パーツフォーマSF50シリーズ紹介 第3回

第3回目はラムスライドの構造をご紹介します。
製品精度のバラツキを最小にするため、スライド部のクリアランスを最小限にすることが求められます。
スライド部のクリアランスが適正でないと、成形時の各工程の成形荷重の違いによりダイスとパンチの芯がずれてしまうことがあります。
現状は、芯ずれを見越してパンチの芯を調整し製品精度を確保していますが、オペレータの高い技能が求められる作業となっています。

従来は、ファインスライドというスライド部のクリアランス量を成形時に最小にする方法を採用してきました。ZERO-SLIDE構造は、スライド部のクリアランス“0”を実現する当社独自の機構です。2011年に500kNパーツフォーマに採用し30台以上の納入実績があり、現在は2000kNパーツフォーマまで展開を進めています。


・製品出しのパンチ調整が不要になった
・パンチピンとダイス穴との擦れがなくなった
今回は、SF50シリーズの「ZERO-SLIDE」をご紹介しました。次回は、成形ワークを搬送する機構「ユニバーサルトランスファシステム」をご紹介致します。

